第2回 子犬の性格を理解していますか?
前回、子犬たちの成長がどれだけ早いか、ということをお話しさせていただきました。今回は子犬を受け入れてから、知っておいてほしいことや、成長期間中に、飼い主さんにやっていただきたい事を紹介したいと思います。
◎自分の相棒の性格を知っておこう
自分のうちのワンちゃんの性格を教えてください?
この質問を飼い主さんにすると大抵の方は、自分の都合のいいようにワンちゃん達の性格をとらえていらっしゃる方が多いようです。簡単に「犬」といっても犬種、血統、雌雄によって性格は違いますし、もちろん個体によっても大きく違います。
ワンちゃん達にはその子に合ったしつけの仕方やつき合い方が一番いいと思いますので性格を把握していないと、しつけをしたり社会性を身につけさせることが難しくなってきます。「犬は飼い主に似る」とよく言われますが、私の経験上、これって本当だなぁとしみじみ感じます。
実際私が子犬から育ててきた子は、自分でも「自分に似てるなぁ」と思います。実は犬の性格は生まれもったものが2割、残り8割は成長してきた過程で出来てくるものといわれています。ですから「犬は飼い主に似る」というのはあながち嘘ではないのです。ということは、生まれもった性格をしっかり把握して上手に育ててあげる事がとても大事なのです。
・犬種を調べよう
犬は人間の勝手な都合によって品種改良され作られてきた動物です。「人間の仕事を手伝わせるため」、「愛玩にするため」など用途は様々ですが、その用途に合うように作出されていますから、その犬種を調べることで、大体の性格を把握することができると思います。
例えば、ダックスフントを例に挙げれば、もともとはアナグマ猟につかわれていた犬種ですから、運動量も実は多かったり、猟犬として、よく吠えるように品種改良されていたりします。 基本的には賢く独立心のある犬種ですから、しっかり教えてあげられれば、従順で親しみやすい犬種ですが、間違った飼い方をすれば、賢いですから人間に都合の悪いこともすぐ覚え、悪戯のオンパレードです。また警戒心が比較的強いため、よく吠えるようにもなりますし、初めて会った人や犬に神経質になりがちだということがわかってきます。
・両親犬を見てみよう
性格は人間もそうですが少なからず両親からの影響を受けます。一般の方にはなかなか難しいことかもしれませんが、子犬を探す段階で親をなるべく見せてもらい、どのようなワンちゃんなのか教えてもらうことをお勧めします。
・他の犬との付き合い方を見てみよう
ワンちゃんを家族として迎え入れることは、ワンちゃんにとっては新しい群れへの参加を意味しますから、「今の群れ」の中でのふるまいを見れば、新しい群れで、どのような存在になるのか推測ができます。
子犬同士遊んでいて、他の子犬の上にのしかかったり咬みついたりして、子犬たちの中心にいつもいるような子は、支配性が強い子が多くリーダーになりたがる傾向が強いです。元気があって非常にいいように人間の目には映りますが、しつけていくのがちょっと大変かも・・・。飼い主さんが強い意志をもって育てていけば素晴らしいパートナーになってくれます。
他の子犬たちとよく遊びますが、やんちゃというわけでなく、ちょっとポーっとしているような子は、家庭犬に向いていて、しつけ等もしやすいでしょう。
子犬同士の遊びの輪に入らずいつも端っこにいるような子は、自分に自信がなく新しい群れに入っても恐怖を感じてしまうような子が多いようです。無理なくしっかり色々なことに慣らしてあげて、自信をつけさせてあげないと、恐怖からくる防衛本能を見せたりする可能性があります。
子犬たちとあまり遊ばず一人で遊ぶことが多いような子は、独立心旺盛で、あまり飼い主さんにベタベタしない子が多いようです。飼い主さんと一緒に何かをするという楽しみを覚えさせたりして、コミュニケーションをよくとっておいたほうがいいです。
ワンちゃん達をしつけていくにあたって、その子のことをよく知っておくということはとても大切なことになってきます。どんな子でも子犬のうちからその子に合った方法で人間社会に慣らし、しつけていけば、飼い主さんを困らせない立派なワンちゃんになってくれます。
トップへ -> 第2回 子犬の性格を理解していますか?









