第12回 犬の食事におけるしつけ【その1】
犬の食に対しては最近、行きすぎなくらい変わってきました。犬用のケーキ、犬用のミネラルウォーターまである始末です。犬が満足するというよりも、飼い主の自己満足のためのものですから、人それぞれでいいと思いますが、個人的にはあまり好きではないかな?という感じです。まぁ、それはさておいて、今回は『犬の食事に関するしつけ』という事でお話しさせていただこうと思います。
●基本的な食事の与え方
犬のフードといってもたくさん種類があります。ドライフード、ウェットフード、冷凍フード、生食等など・・・。どれを選んだらいいのかもわからないくらいの量がありますが、ここでは全部ひっくるめて「食事」として、お話させていただきます。
☆1日の食事の回数
人間3食!だから犬も3食!別に良いのですが、そこまであげなくていいですよ。大体の方は朝、晩2食のようですが、それで十分です。なんなら1食でも十分です。元来イヌ科の動物は餌の乏しい所で生活しているものが多く、そんなに頻繁に獲物にありつけるわけでもないですから、そんなに頻繁に食事をあげる必要はありません。ただ、空腹によって胃液を吐いてしまったり、一回の食事で量が食べられない時は何度かに分けてあげるのがいいと思います。また、子犬期(離乳食期)等は回数を増やさなくてはならないですし、老犬になった時も内臓への負担を考えて分けた方がいいかもしれませんね。
☆食事の量
基本的にはフードの裏に記載されている量でかまいませんが、犬の様子を見て、太ってくるようであれば少し減らしたり、その日の運動量が多ければ少し増やしてあげたりと、調整を必ずしてください。定期的に体重を量って調節するのもいいでしょう。また、『量を減らしてあげたくないけども、ちょっと太りすぎなんだよね~』なんて時は、ダイエットフードを使ってみるのもいいと思います。
☆成長に合わせての種類
フードに【○才~○才用】などと書いてありますので、そこまで神経質にならなくてもいいですが、それに合わせて与えてあげて下さい。
☆フードの選び方
どこのフードがいいですか?とよく聞かれるのですが、どこがいい!とは、ちょっと言えないので、全体的なものをお答えします。
ドライフードやウェットフード等は用意も簡単ですし、総合栄養食なので、人間が非常に楽です。しかし触ってみるとわかるのですが、結構脂っぽかったりします。
冷凍フードは犬の健康やアレルギー等考えられていたり、犬の食べも良かったりと色々メリットは多いのですが、多少お値段が張ってしまうところがネックですね。
生食は、飼い主が色々調べて、調理してと日々続けてやってあげないとだめですし、塩分やカロリーといったものもある程度計算したりと、結構手間がかかります。また、旅行中等ちょっと困っちゃうかも知れませね。好きな人であればいいのですが、私個人は、ちょっとそこまでやってあげれないかな・・・?
ここで1つだけ注意点
やわらかいフードしか与えていないと、5歳にもなれば、歯がボロボロです。人も犬も歯が命!歯磨きなどのケアをしてあげるか、ヒヅメや牛骨、豚骨等の固いものを与えてあげると歯がピカピカになります。私はあまり使わないもですが、歯磨きガムでもいいかな?
私の友人の話をちょっとさせていただくと、6年前位にフラットコーテッドレトリバーを飼い始めたのですが、子犬の時から食べが悪く、かなり心配したそうです。周りの訓練士に聞いても、「そのうち食べるようになるよ」ぐらいしか言われず、初めはいつか食べるようになると思っていたそうなのですが、あまりにも食べないので、自分で色々な物を取り寄せ、試したりして、試行錯誤の末、今のフードを食べているそうです。今ではすごく立派な可愛いフラットコーテッドレトリバーになっています。ちなみにアレルギーも結構持ってるそうです。
要は、このようにその子に合ったフードを探して選んであげることが、非常に大切だということです。個体によっては、フードによって体調がおかしくなる子もいます。是非ご自分のワンちゃんに合うフードを探してあげて下さい。ただし、ワガママを言って食べないのは別ですからね。
☆食べさせてはいけないもの
ネギ類(タマネギ、ネギ、アサツキ、ニラ)は犬の赤血球に対して強い毒性を持っています。ひどい場合急性貧血をおこし、血尿も出ることもあります。基本的に球根系はだめです。
チョコレート、カカオの大量な食事は中毒になり中枢神経を刺激し、痙攣、嘔吐を起こす恐れがあります。
大きな魚の骨は口腔内損傷の原因になります。取り除いてあげましょう。
鶏の骨は砕けやすいので消化管の損傷の恐れがあります。
尖った食べ物は骨に限らず注意が必要です。
牛乳は栄養素はありますが、下痢、軟便の原因になることがあります。個体差ありますが注意が必要です。
他にも草花でいえば、アサガオ、アジサイ、スズラン、スイセン、ポインセチア、等など・・・沢山あります。結構道端に生えているようなものでもありますからね。ご自分で調べてみるのもいいかもしれません。
次回は、食事を食べてくれない原因と、対処の仕方についてお話していきたいと思います。
株式会社道楽 顧問ドッグトレーナー 長澤 拓真
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