第6回 お散歩を上手にできるようにするために その1
今回は、お散歩についてお話します。多くの飼い主さんはワンちゃんに引っ張られた状態でお散歩していることと思います。特に近年小型犬が増え、引っ張られたところでさほどの苦ではありませんから放置している状態の人が多いのでは?でもこれは大きな間違い!!引っ張られながらお散歩することはワンちゃん達のわがままを存分に聞いてしまっている状態になってしまいます。その結果、マーキングはもちろんのこと他のワンちゃんへの威嚇行動、時には事故にもつながってしまいますので注意しましょうね。
ワンちゃんをお散歩する時の心がけ
・お散歩中の排泄はできるだけやめましょう。
昔から、散歩=排便と思われがちなのですが、外であたりかまわず、おしっこをする、便をするという行為は、はたしていいことなのでしょうか?個人によって価値観は違うと思いますが、私はあまりお勧めしません。マーキングによって電灯が倒れたり、公園の草花が枯れたりと、実害も報告されていますし、いつもワンちゃん達がおしっこをかける電信柱やアスファルトは変色し、結構な臭いもします。これでは犬が苦手な人にとってはたまりません。犬嫌いな人を増やさないためにも、ワンちゃん達が生活しやすい環境を作るためにも、排泄はおうちの中でさせたり、外でしてしまった時は水を持ち歩き、おしっこを流したり、消臭剤をかけるなどの配慮を是非していただきたいと思います。
・決まった時間、決まったコースの散歩は、ワンちゃんを我儘にする?
朝早く犬が鳴きだすので、それに合わせて起き、まずお散歩に連れて行きます。という飼い主様要注意です。完全に犬の『ワガママ』に付き合った生活をしています。これではいくら言うことを聞きなさいといっても無理な話です。まず、犬の体内時計は人間のそれに比べてかなり正確ですから、毎日同じ時間にお散歩に行っていると、時間を正確に覚えます。そうすると、その時間になると吠えだしたり、騒いだりという問題行動につながってしまいますから、お散歩は飼い主様の都合のいい時間で大丈夫です。雨が降ったら行かなくてもいいですし、時間の都合がつかないなら、それはそれでOKです。いつも同じお散歩コースですと、犬の縄張り意識を高めてしまう恐れがあり、人や犬に対しての威嚇行動や攻撃行動の原因につながるときがあります。また、同じコースを毎日2回散歩していれば、嫌でもコースを覚えてしまいますので、犬が率先して前を歩くようになってきます。当たり前ですよね。次の角は右に行くもんだとわかっているわけですから。そうすると犬は飼い主を無視してでもどんどん引っ張るようにもなってしまいます。
・散歩は終始犬の自由な時間にしたらダメ!
散歩中、ワンちゃんにガンガン引っ張られたり、ワンちゃんが止まるたびに立ち止まったりしている人をよく見かけますが、これではどちらが散歩されているのかわからなくなってしまします。また、言うことをきかなくなったり、『ワガママ』になっていくきっかけにもなっていきます。お散歩中は、ワンちゃんの融通をきかず、飼い主の行きたい場所や方向に歩くこと、においを嗅ぎに行ったりして立ち止まっても、飼い主は立ち止まらずどんどん歩くこと、自由にさせるのはドッグランだったり広場等で自由にさせてあげること。つまりは、ちゃんとついて歩かせる所と自由にしていい所のメリハリをつけさせ、飼い主主導のお散歩をこころがけることが大切です。
次回は上手にお散歩が出来るようになる方法をいくつかご紹介したいと思います。
株式会社道楽 顧問ドッグトレーナー 長澤 拓真
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