夜鳴き・無駄吠えへの対処方法
次は夜鳴き・無駄吠えへの対処方法をご説明します。
まず、子犬を迎えたその日から、オーナーを困らせる問題行動が夜鳴きです。夜鳴きの主な原因は、母犬や兄弟犬と初めて離れてしまったことによる、孤独や寂しさ、環境の変化に対する不安によるものです。
ほっておいても、2~3日で環境に慣れ、おさまることも多いのですが、不安を和らげてあげることで夜鳴きは軽減することも出来ます。
ここではその方法をご紹介いたします。
・母犬と離れたことによる不安や孤独を感じている場合
母犬と共に過ごした環境に近い状態を作ってあげると子犬は安心します。
①ペットボトルなどに40度くらいのお湯を入れ、タオルでくるんだものを横に置いてあげる。
→ 母犬の体温を感じるように安心しますので効果的です。
② 時計をケージやサークルのそばに置いてあげる。
→ 母親の心音に近いため安心します。
・暗闇が不安に感じる子の場合
小さく電気をつけたり、同じ寝室にハウスを持ってきて寝かせてあげるのもよいでしょう。
・周りが気になって眠れない場合
周りが気になって眠れない事も考えられます。ハウスの近くでテレビを見たり、作業をしたりしていると、落ち着けず眠れないワンちゃんもいます。
そういう場合は、ハウスを静かな場所へ移動したり、ハウスにタオルなどの布をかけたりして、周囲が気にならない環境を作ってあげましょう。
その他、寝る前に遊んであげると、疲れて寝付きが良くなることもありますので、ボール遊びなどで軽く遊んであげるのもよいですね。また、空腹であると寝つきが悪くなることもありますので、ご飯の量が適量であるかも確認してあげてください。
重要なのは、上記のどのケースにおいても鳴いてしまうからと、声をかけたり、抱っこしたり、怒ったりするのは逆効果だということです。 鳴けば構ってくれると間違って覚えてしまうと、夜鳴きが長引き、無駄吠えへとつながっていくことになります。
大抵は、数日から2週間で収まることが多いですが、子犬の性格、家庭環境によっては1ヵ月近く続くこともあります。
夜鳴きは一時的なもので徐々に治まってきますが、無駄吠えは子犬の時の接し方から始まります。吠える原因は、何かを要求している時、警戒している時、不安な時、興奮している時などです。
子犬のうちに「クンクン鳴いていてかわいそうだから」とハウスから出したり、抱き上げたり、ご飯が食べたい、散歩に行きたいなど、鳴くたびにその要求に応えていると、自分が一番偉いと思ってしまいます。
そうすると、「鳴けば要求通りになる」「構ってくれる」と学習し、自分の要求が満たされるまで、鳴くようになります。それが無駄吠えに繋がってしまうのです。
人間は「無駄吠え」といいますが、ワンちゃん達には無駄に吠えるという行為ではなく、必ず理由があるので、まずは「吠える理由」を見極めましょう。
要求・不安・興奮が原因で吠えている場合は、無視をすることが効果的です。【目を合わさない】【声を掛けない】【別の部屋に移動する】など、完全に無視をしてください。
元々、犬は群れで生活する動物ですから、仲間やリーダーに無視される事を非常に嫌います。
たとえ、長時間鳴いても負けないでください。犬の要求に負けて要求どおりにしたり、構ってあげたりしてしまうと、「無視されても、長時間鳴けば構ってくれる」とまた間違った学習をして、悪循環となります。
その中で、犬が泣き止んだら“誉めてあげる”ようにして、要求(遊んであげる、食事を与えるなど)に応えてあげましょう。これを繰り返すことで「静かにすれば構ってくれる」と、正しく学習して無駄吠えはなくなっていきます。
また、警戒によって吠える場合には、天罰方式が効果的です。吠えた時に、犬のそばの床に物を投げ大きな音を出したり、犬の嫌うスプレーを吹きかけたりします。こうすることで、犬は「吠えると嫌なことがある」と学習します。
しかしなにより吠えさせないようにするには、オーナーがワンちゃんから信頼され頼りにされる存在になることです。「この人の近くにいれば何があっても大丈夫」と思ってもらうことが一番効果的です。
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