2011年01月17日
第25回 吠えるワンコの本音(その7)
吠えることに関してのシリーズも残るはあと1項目となりました。読んで頂いている方本当にありがとうございます。ここまで長くなるということは、それだけ、伝えたいことも沢山あるし、きちんと知っていないと難しいということ、飼い主様が理解していないと絶対治まらないことなので、頑張っていきましょう。
さて今回は、「興奮吠え」と「依存吠え」について対処法をお話していきたいと思います。
●興奮して吠える子には?
吠えるワンコの本音(その2)の時にある程度お話してはいるのですが、興奮して吠えている場合個人的な意見としては、ある程度融通を利かしてほしいかなぁ。と思っています。ワンコ達としては、嬉しくて楽しくてどうしようもなくて、声が出てしまっていますので、しかったり、吠えないように対処することは、ワンコ達に喜んでは駄目!楽しんでは駄目!と伝わってしまいやすいからです。ただ、家の中で興奮吠えをやられると、ご近所さん迷惑になってしまいますから、いくつか対処法をお教えしたいと思います。
自宅に帰宅した時などに、飼い主様が帰ってきてくれたのが嬉しくて吠える子がよくいるのですが、この場合、しっかりとクレートトレーニングをしたうえで、帰宅してもしばらく構わないようにしていきましょう。はじめは吠えてしまうかもしれませんが、必ず吠え止みます。吠えるのが止まったところで、はじめて構うようにしてあげて下さい。そうすることで、少しずつワンコ達も吠えなければ構ってもらえることを理解していくはずです。
ボール遊びや、引っ張り合いをして遊んであげる時に、ワンワン吠えてしまう子の場合、吠え始めたら、その瞬間、遊ぶのをやめて下さい。なぜ、遊びが終わってしまったのかを、ワンコ達にしっかり頭を使わせるのがいいでしょう。ただ、興奮している状態なので、なかなか理解が遅いと思います。飼い主様があきらめずに地道に行い、ワンコ達に理解できるようにわかりやすく対処してあげて下さい。
他のワンコと遊ぶ時に吠えてしまう子は、そこに人間が介入すること自体ちょっと間違いなので、出来ればこの時ぐらい許してあげてください。
●依存して吠える子は?
飼い主様がそばにいないと不安にかられてしまう子を、最近よく見かけます。この子達というのは、いい意味での飼い主様からの自立が出来ていない場合が多いです。では、なぜそうなってしまうのでしょうか?いくつか考えられるのですが、飼い主様が常におうちにいる場合や、寝る時に一緒に寝ていたり、常におうちの中を放し飼いにしていたり、とにかく小さい時から、かわいくてしょうがないので構いすぎていると、そうなる場合が多いです。
もちろん大切な子犬期に、四六時中ほったらかしにしたりするのは、よくないですが、成長していく過程で、しっかり一人で待つことや、騒いでもどうしようもない事をはっきりさせてあげなければなりません。
もう成犬になってしまっている場合、ワンコに無理のない程度に少しずつ慣らしてあげるのがよいでしょう。しっかりクレートトレーニングが入っていることが前提でお話します。
はじめは、クレートの中に噛んでもなかなか無くならないオヤツを入れてあげて、待たせておくだけでいいです。それが慣れてきたら、同じ状態で、人の生活音は聞こえるけれど姿が見えない場所にクレートを移動します。この時、いきなり長い時間我慢させるのではなく、15~30分ぐらいから始めてください。後は少しずつ時間を延ばしていってあげればいいだけです。おうちで出来るようになったら、お外でも少しやってみるといいと思います。ちょっとの時間でいいので、どこかに係留しておいて、わざと離れてみたりしてみて下さい。
ただし、普段から全然構ってあげれていなかったりして、ストレスから吠えてしまっている子もいますから、しっかりと見極めてください。ワンコ達に極端に負担にならないように気をつけながら行って下さい。
予断ですが、いま、私の実体験として現在進行形のものを紹介させていただきたいと思います。お正月にシェパードの子犬ちゃんが一頭増えまして、ただいま奮闘中です。シェパードとは言っても、バリバリの訓練犬タイプ(作業をさせるための犬)なので、活力と要求とがすさまじく強いタイプの子で、半端なくうるさいです。しかし、今回吠えるワンコの本音シリーズで書いている事をそのまんまやっているだけで、2週間ぐらいでずいぶん治まってきました。
はじめは朝3時半から騒がれ、なかなか寝れませんでしたが、徹底無視!今では私が起きて来るまでピーとも言いませんし、朝起きてきても、排便をさせるだけでかまわないようにし、自分の事がすべて終わってからイチャイチャしてあげることでだいぶ治まってきています。このように、人間の生活に合わさせたりしていくことで、大人になった時にずいぶん違うワンコになるはずです。
株式会社道楽 顧問ドッグトレーナー 長澤 拓真
2011年01月11日 « トップへ » 2011年04月24日








